学科案内

着物染織科(3年制・共学)

和のデザイン技術、着物染織技術と独立開業できるスキルも身につける
染織プロ養成学科。着物の伝統技術×デジタル力×ビジネス力を学び、
新しい和の創作力を養う。

デザインから染織までトータルに取り組む

先生は業界のプロ

プロの工房と同じ設備の染色実習

専門的な図案の講義

オリジナル力を磨くきものデザイン実習

江戸時代のきものひな形の模写作品

まったく未経験でも学べるカリキュラム

初めての人でも安心して学べるように、絵の描き方、染め方、織り方などの基礎動作や道具の扱い方など基礎からしっかり学びます。

専門的にきものの知識を学ぶ

1年次では、初歩からきもの、日本の文様、色の知識などを学びます。2年次以降は、実社会で必要なきものの流通・メンテナンスなどきものの専門知識を学びます。

1・2年次の基礎基本の染織技術・知識の習得を徹底。

応用や新しい創造を可能にするためには、まずは過去から継承してきている伝統技術の基礎をまず身につけることが大切です。1・2年次では伝統染織技術の基礎基本をみにつけ、着物や帯など基本アイテムの制作できるようになります。

3年次には織・染の専門技術を磨く。

3年次では染めもしくは織のどちらかを専攻し、より専門的で実践的な専門技術と表現方法を学びます。

全国的にもめずらしい着物のデザイン(図案)技術を身につける。

プロの図案家の先生の指導で、伝統的な着物などの和のデザイン技術を身につけます。明治時代の下絵を模写し運筆(筆の運び方)を学び、松竹梅、青波海などの日本の伝統文様の描き方を練習します。また、江戸時代のきものひな形の模写で、きものの構図の取り方を描きながら理解していきます。
※図案家・・・着物などの図案を描くプロを図案家といいます。いわば、和のデザイナーです。
※ひな形・・・きものを後ろから見たデザインのことです。

これからの着物づくりは着る視点が大切。
着付けの技術も身に付ける。

着物は、自分の個性を発揮する文化ファッションとして着る人が増えています。そのため、これからの着物づくりは着る視点から考えるものづくりが大切となってきています。
当学園では1年生より着る視点を養うために着付を行い着付の技術を身に付けます。上級生では他装やトールソーに着付ける技術も学び実社会で活躍できる幅を広げていきます。
3年次には(国)着付け技能士の取得等にもチャレンジします。

グラフィックツール実習

着物デザイン技術の展開の幅を広げるために、デジタル対応力を身に付けます。フォトショップ、イラストレーター等のソフトを使ったデザインの方法と手描きデザインのデジタル修正の方法などを学びます。

和の商品制作力を磨くプロダクトビジネス実習(2・3年次)

今まで身に付けた染織技術・デザイン技術をさらに実践的に活用するために和雑貨を企画販売する総合力を学びます。作家作品を扱う店舗観察などを通して自分の個性を出した商品企画を考え、染織実習や外部の工房とも協力を得ながら和雑貨を制作します。プロの講師から売価や販売についての様々なアドバイスを得て、企画から広報・販売までトータルに実習を行い学びの集大成の機会となります。

コンテストやコンクールに挑戦できる

着物染織科の実習課題をコンテストやコンクールに挑戦できるようにカリキュラムが組まれています。
入選・入賞実績は学生の在学中の目に見える実績となり、卒業後の進路が大きく広がっていきます。

  • 織物に使う糸も染めます

  • 明治時代の運筆下絵で練習

  • 本格的な織機を使った織物実習

  • グラフィックツール実習

カリキュラム

 

1年 2年 3年
染織
技術
染織理論(基礎Ⅰ)
染織実技(基礎Ⅰ)
染織理論(基礎Ⅱ)
染織実技(基礎Ⅱ)
選択 染色実技(応用Ⅰ)
織物実技(応用Ⅰ)

道具の扱い方から、基礎作業までできるように染織実習をおこないます。染めはローケツ・手描友禅・絞り染などの伝統染色基礎技術。織は卓上機をつかった伝統織物技術の基礎基本を学びます。

伝統染色技術の下絵から彩色まで、伝統織物技術は手織機をつかった織組織設計から製織まで、帯・着尺の課題制作を通して一連の着物・帯を作る際の基礎基本を学びます。

織・染にわかれてそれぞれにわかれて多様な専門技術や表現方法を学びます。きものデザインで描いたデザインをもとに、より本格的な伝統染織技術を深め様々な技法を組み合わせて課題製作に取り組みます。

着物デザイン 着物デザイン(基礎Ⅰ) 着物デザイン(基礎Ⅱ) 着物デザイン(応用Ⅰ)

模写実習で運筆の基本を初歩から身につけ、松竹梅をはじめ様々な和の文様の描き方の基本を学びます。

 

 

和のデザインの法則を学び、実寸の縮小寸法で帯・着尺のデザインができるようになり、様々な種類の着物の柄配置を学びます。また、きものデザインコンクールにも出品し学修成果発表します。

様々な帯・着尺・雑貨などのデザイン課題に取り組み、プロダクトビジネス実習やグラフックツール実習と連動させ、より実践的な実習を行います。

グラフィックツール実習Ⅰ グラフィックツール実習Ⅱ グラフィックツール実習Ⅲ

イラストレーター、フォトショップの基礎を学び、和の文様の基礎を学びます。

デジタルを使った課題製作を各コンテストや公募展を目標に制作します。

デジタルを使った課題製作を各コンテストや公募展を目標に制作します。

プロダクトビジネス実習(2・3年合同)

学んでいる染織技術を活用した小物を制作・販売し、商品企画から販売までの一連の流れを学びます。

デジタルメディア演習

これからのものづくりに必要なSNSや動画の活用方法を学びます。

きもの技法

和裁(基礎Ⅰ

基本動作ができるようになり、浴衣実習で着物の基本構造を理解できるように実習をおこないます。

和裁(基礎Ⅱ)

様々な着物の構造を理解するとともに、下絵羽やモデル仕立など染織関係で必要になる仮仕立ての方法も学びます。

和裁(基礎Ⅲ)

コート・羽織等の半反物の知識を学ぶとともに、絹の着物の縫製実習を行い、絹の取り扱いを学びます。

資格

資格

  • 和裁検定初級

資格

  • 和裁検定中級
    准級服飾教員
着付(基礎Ⅰ) 着付(基礎Ⅱ) 着付(応用Ⅰ)

浴衣と半幅帯の結び方、袷着物と名古屋帯、訪問着と袋帯の着物の着方の基礎を学びます。
また、着物を着た時の所作とマナーについても学びます。

礼装用の二重太鼓、文庫・ふくら雀など変わり結びなど自装と他装の着物の着方を学びます。
また、着物を着た時の所作とマナーに加えて、季節のTPOを踏まえた和服地や和装小物などコーディネイトも学びます。

礼装用の袋帯の変わり結びの応用と男子の羽織袴のの着方を学び、子供の物の着物の着せ方の知識も学びます。また、着物を着た時の所作とマナーに加えて、季節のTPOを踏まえた和服地や和装小物などコーディネイトも学びます。

資格

  • 3級きもの講師

資格

  • 2級きもの講師

資格

  • (国)着付け技能士2級
日本刺繍

友禅に加飾するための日本刺繍の基礎知識と基礎実習を行います。

専門理論・専門知識

きもの学Ⅰ きもの学Ⅱ
色彩学Ⅰ・Ⅱ 時代テーマ
日本の文様 きものの管理

 

きものの流通

資格

  • きもの文化検定5・4級
    色彩検定2級

資格

  • きもの文化検定4・3級
教養 日本文化 日本文化

 

資格

資格

 

社会性   キャリアガイダンス

※年度により変更になる場合があります。