本学園は、創始者である故大原マサが和裁では唯一人の重要無形文化財(人間国宝)に指定された故小見外次郎師の技術を継承し、研鑚を重ね大原式という独自の技術を確立。この素晴らしい技術を一人でも多くの若い世代に伝えていくために作られた学園です。

  「裁・心・縫」きものは技術で縫うものではなく心で縫うものという創始者大原マサの教えをモットーに創立以来80年和裁教育一筋に明日の和裁界のリーダーとなる優れたプロ和裁士の育成に専念してまいりました。

 本学園では、これまで和裁を通じて日本の伝統衣裳であるきものの素晴らしさを伝承してまいりましたが、さらに、平成20年4月より、きものの「知識」、「技法」、「和装センス」、「和の教養」をトータルに学び、きもの業界の多彩な分野で活躍する「きもののプロ」を目指す「きもの伝統文化コース」を新設しました。

 
 

 本学園は、平成18年全国和裁技術コンクール(日本和裁士会)において在校生が全国第2位になるなど、毎年のように上位入賞を続けています。

 また、和裁の資格取得の中で最も難関とされる国家技能検定和裁技能士3・2級に高い合格率を示しています。

 卒業生は、和裁士の実力を試す技能グランプリで毎年大活躍しています。

 平成6年の大会では、優勝者をはじめ入賞5位以内に4名が大原の卒業生という華々しい成果を誇っています。

 このように、和裁業界における全国の卒業生たちの実力と信頼は大変高いものになっています。