第６４回全国和裁技術コンクール（主催（一社）日本和裁士会）が８月２９日（木）に京都市西文化会館ウエスティにて開催されました。
全国からプロ和裁士を目指す若い人材が集まり、当学園から在校生と研究員の３名が選手として出場しました。
課題は袷長着で裏衿付け～完成まで（※表衿付けは事前作業）６時間の課題です。

次の日の８月３０日（金）京都アスニーで表彰式が行われました。
結果、当学園の研究員　安部雪菜さんが第一位内閣総理大臣賞、和裁研究科の加賀静華さんが第四位文部科学大臣賞を受賞しました。
今回の受賞を通して、学生たちがその気になれば大きな成果に繋がることがとても実感しました。選手の学生達は本当に良く練習をしていました。その努力が結果に結びつき次の目標が見えてきたと言っていました。ほんとうにおめでとうございました。

この歴史ある全国和裁技術コンクールも今の形態での開催は今回が最後になるということです。将来和裁のプロを目指す人材の減少は、きもの業界にとっても大きな問題になると思います。業種の垣根を越えて考えていかなければならない時に来ていると思います。