卒業生が関わったカンキレきものが最優秀賞を受賞しました!!
平成30年3月11日に京都府 染織・工芸課が主催の「カンキレきものコンテスト2018 KYOTO」というコンテストが開催されました。
カンキレきものコンテストは「簡単に!」「感動して」「習慣的に」着ることができる着やすさとファッション性を兼ね備えたきものを企業が創意工夫をして競い合うコンテストです。
今回は、振袖部門とカジュアル部門の2部門です。
写真(左)卒業生・本夛美徳さん・(中心)室町京正 那須社長・(右)きものエッセイスト&イラストレーター きくちいまさん
昨年、着物工芸科を卒業し、京都の高級友禅メーカー・室町京正に就職した本夛美徳さんが中心に進めたカジュアル部門のカンキレきものが最優秀賞を受賞しました。
入社1年目にしてチェレンジできる仕事を任され、すばらし結果を出すことができました!!
左から6番目が作品です。
本夛さんから今回の作品開発についてコメントをいただきました。
《コンセプト》
誰でもきれいに 早く楽にきることができるきもの
《工夫した点》
・半衿や帯、普段の着付けでは腰ひもを用いるところ等にマジックテープを使い、着る人の体型に合わせ調整ができるようにした
・袖の内側に長襦袢の袖を縫い付けたり、おはしょりを予めつくって仕立てる等、着姿は一般的なきものと同じになるよう意識した
・説明書の作成や、コンテスト当日のモデルへのレクチャーでは、なるべく着物の用語を使わずに簡潔に伝わるよう言葉を選んだ
卒業生が学園で学んだことを基礎に業界の様々な人々と関わりながら、新しい着物の可能性を追求している姿は本当にうれしいことです。
今後ともがんばって着物の未来を創造していきましょう!!